バイク撮影に最高のレンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」[バイク写真]

バイク撮影
自分的にバイクに乗る理由の一つでもあるのが写真撮影。
もともとカメラを始めたのは「自分の愛車を格好良く撮りたい!」という理由でもあったのですが、ツーリングに出るようになってから旅先の写真を撮ったり、ブログを始めたらバイク関連の写真を、インスタを始めればやはり愛車をと、シチュエーションが変われどやはり僕のカメラライフの軸がバイクなのは変わりません。
現在、このブログに掲載している写真はすべてソニーα7IIIで撮影しています。
交換レンズは広角・標準ズームと単焦点数本揃えましたが、バイクを主体とする撮影において使用頻度の高いのがツアイス55mmの単焦点「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18」。旅先以外はほとんどこのレンズで撮影しています。
 
「味」とか「雰囲気」とか描画をうまく言語化できないのがもどかしいですが、このレンズで撮影した画を見てしまうと他のレンズで撮影した写真が物足りなくなる、そんな魅力的なレンズ。
今回は僕のバイク撮影の相棒「SONY SEL55F18」をレビューします。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」はソニー製ツアイス銘の55mm F1.8の単焦点レンズで、俗称「ソニーツアイス」。頭のほうがツアイス名で後ろがソニー名と、なんだか長ったらしい名前ですね。

発売は2013年12月20日と、初代α7と同時期にリリースされたレンズとFEマウントレンズとしてはかなりの古参。
比較的古いレンズですがラインアップが少ないソニーのレンズでは今でも定番の標準単焦点レンズとして知られています。

50mm前後の標準域の焦点距離から万能かと思いきや、スマートフォンに慣れていると標準的な35mmよりも画角が狭かったり、最短撮影距離が長くテーブルフォトに向かない、ツアイス特有のケレン味のある描画などの側面から個人的にスナップには向かないレンズかなと思います。

ただシチュエーションがハマれば他のレンズでは撮れない魅力的な写真が撮れる、不思議な魅力を秘めたレンズなんです。

 

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAがバイク撮影に向いている理由

可搬性の良い軽量・コンパクトなサイズ

α7のレンズマウントであるFEマウントは、そのコンパクトなボディと裏腹にフルサイズカメラ故にレンズは大きくなってしまいます。
光学性能を犠牲にしないレンズ設計の観点から、レンズの大きさ・重さはセンサーサイズに比例してしまうのは避けられないようです。

そのフルサイズ対応レンズの中でも55F18Zは比較的コンパクトなレンズ。
「標準ズームと合わせてもう一本持っていきたい」という場合でも躊躇なくバッグに入れられるサイズ感は、積載に制限のあるライダーにとってとても助かります。

歪みがなく程よい距離感の標準域の画角

このレンズは焦点距離は55mm、いわゆる「標準域」と言われるレンズです。(ちなみに標準域とはおおよそ35mm〜50mm前後のレンズを指して、人が物を注視するときに近い画角と言われています。)

ズームレンズを使っているとついつい広角側を使いがちですが、24,28mmくらいの広角だと車体を大きく写そうとすると、フレームの端のほうで歪みが発生してしまいます。
例えば構図の端にバイクを配置して撮影したい場合など、広角では車体が歪んで写ってしまうため望ましくありません。

85〜135mmなど長めのレンズでももちろん良いのでしょうが、撮影距離もほどほどな50mmくらいがバイクなど屋外の静物にはピッタリかなと思います。

スチールと相性の良いツアイスの持つ独特な描写

何よりこのレンズが好きなのは、鉄モノを撮影したときの独特な描写。
 
基本的にシャープな写りをするレンズではあるのですが、それだけではなくスチールやアスファルトなど、硬い物質に当たる光の表現が素晴らしいんです。
また硬質と軟質との素材による描き方のコントラストがしっかり出るので、不思議な立体感のある画になる。バイクに非常にマッチしていると思います。
 
逆に言えばツアイスっぽいケレン味の強いレンズとも言えるのですが、バイクという被写体にはそのクセが見事にハマります。

バイク撮影に最高の相棒

ソニーの絵作り影響も少なくはないでしょうが、自分がこれまで使ってきたカメラ・レンズの組み合わせのなかで、最高にバイク撮影向きの組み合わせです!
現像時にlightroomでレタッチはしていますが、このレンズの長所を伸ばすように軽く補正している程度ですね。
 
旅先で風景を入れての撮影などでは広角寄りのズームレンズが便利なんですけど、バイクをメインに撮影するなら無理をしてでも持っていきたい、正直このレンズ以外でバイクを撮りたいと思わせなくさせる一本。
ソニーユーザー、若しくはソニーのカメラを検討しているライダーには是非オススメしたい一本です!

コメント

  1. liku より:

    記事拝見いたしました。

    相変わらず綺麗な写真ですねー
    うらやましい限りです。

    私はどこにでも持っていけるようにRX100Ⅲを去年買ったのですが
    如何せん使いこなせておりません。

    一番の悩みは、恥ずかしくてバイクを撮れないということです^^;
    たぶん撮影慣れしていないからだと思いますが
    なんだかこっぱずかしくなって思うようにカメラを出せないんです。

    綺麗な写真を撮られているkchikuさん?からアドバイスいただけると幸いです。
    (そもそも気にしてねーよとかでも全然いいので)

  2. kchiku より:

    またまたコメントありがとうございます!

    >私はどこにでも持っていけるようにRX100Ⅲを去年買ったのですが
    >如何せん使いこなせておりません。
    RX100III良いですね!自分も懐に余裕があれば欲しいのですが、カメラが増えすぎても使い切れないのもあり悩ましいところです。

    >綺麗な写真を撮られているkchikuさん?からアドバイスいただけると幸いです。
    人様にアドバイスできるほどのものでもありませんが…やっぱりたくさん撮るのが一番じゃないでしょうか。自分も数十枚撮って数枚良いのがある感じですし。

    あとRAW現像をやってなければ覚えるとズルできるので良いですよ!
    自分の写真は大体現像で誤魔化してますw

  3. liku より:

    返信ありがとうございます。

    Capture Oneというソフトで
    RAW現像何度かやってみましたが
    結構めんどうで、最近してませんでしたw

    やっぱRAW現像して、構図はこちらの写真を見て勉強することにします^^

    • kchiku より:

      likuさんのブログ拝見させていただきましたが、良く撮れてるじゃないですか!
      そして久しぶりにガンプラが欲しくなってきましたw

      likuさんのバイク写真楽しみにしています!

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