ドラレコ付きスマートモニター 「Daytona MiVue MK50」レビュー

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数年前からバイク系インフルエンサー界隈で見かけるようになったドラレコ付きスマートモニター。
アマゾンで検索するとセキュリティから情報表示までトッピング全部のせみたいなパッケージをよく見かけるようになりました。
以前は価格的にも手の出しにくいカテゴリでしたが、最近は参入メーカーも増え低価格な製品も増えてきたようです。

ガジェット好きとしてはやはり食指が動くもので、代替として小型タブレットなど付けてみたりもしてみました。
ただドラレコだけはどうしようもなく、スマートモニタータイプの価格がこなれてきた今ならセットで導入しても良いか、ということで今回「Daytona MK50」を購入してみました。

Daytona MiVue MK50

激安から高価なものまである中から今回MK50を選んだ理由は以下のとおりです。

DFS対応

スマートモニターを調べてみると必ず触れられるのが日本の電波法の問題。
屋外で5Ghz帯の電波を使用する場合、気象レーダーなどに干渉しないことを検知するためにスマホとの接続まで1分の待機時間が義務付けられています。

安価な、特に2万円前後の製品はDFS対応の明記がされていないものが多いです。
これらは法に抵触する可能性があるのでまっさきに選択肢から外しました。

Youtubeのレビューなどで「すぐ繋がる!」的な紹介をしている製品がありますが、あれらは大丈夫なんですかね…

カメラ性能

安価な製品はやはりカメラのスペックがコストに反映しているようで期待できない印象でした。
いざという時の保険のためのドラレコですから、そこがおざなりになっていては本末転倒でしょう。

一番悩んだのはほとんどの製品が「ソニー製カメラ搭載」を謳っていてる点。
どれも同じように見えてしまうのですが当然ながら同じソニーでもグレードや世代が違えば性能も変わります。そもそもカメラセンサーについてはソニーが寡占状態でしょうから、ソニーのカメラを搭載しているのは当然と言えば当然ですよね。

とりあえず現状最新のセンサーであると思われる「STARVIS 2」が暗所性能も良好のようなので考慮に入れました。

生産国

最後に生産国。
いつ壊れてもあきらめが付くような、あってもなくても良いようなものならば中華製でも良いのですが、安いといっても精密機器ですしそれなりに耐久性が担保できないと安心できません。

安価な製品のレビューを見ていると1か月で壊れたとか突然液晶パネルが外れたとか、そんなの見たら怖くて付けられません。

深センを代表する中華製品のデジタル技術の向上は一定の評価をしていますが、工業製品の信頼性という点では中国製品はまだまだ。
やはり今でも日本製と台湾製の信頼感は高いです。

そんな理由からMK50の購入に至りました。

Daytona MK50は台湾Mio社のOEM製品でカメラはsonyのstarvis2を搭載。
当然国内メーカーの取り扱いですからDFSも対応しています。
モニターサイズ5.5インチとそこまで大きくないのが気になるのと5万円前後と安くはない価格帯ですが、現状ある製品群では一番無難な製品かなと思います。

XSR700への取り付け

製品によっては電源はUSB一本で済むものもありますが、MK50はバッテリーとACCから配線するタイプのものになります。

最初USBで繋げられるほうが簡単かな…と思ったのですが、結局カメラを取り付けるのにバラす必要はありますし、そのついでにバッテリーへ繋ぐだけなので作業工数はさほど変わらない。
また電気的な知識もバッテリー端子の外す順番とかACC端子の場所だけ分かれば良いので、そこまで難易度も高くはないです。

とは言え慣れていない分解やらケーブルの取り回しやらで、素人だとそれなりに時間がかかると思います。
自分の場合は最初の週末で5,6時間、翌週取り回しとカメラの本設置で2,3時間くらいかかりました。

パッケージ内容

MK50に同梱されている部品は以下のとおりです。

ざっくり左側が外部に取り付けるもの、右上が内部配線、右下が金具・工具になります。

各端子は集合ケーブルに集めてモニターに接続するかたちになるので、ケーブルの取り回し自体はそこまで複雑ではありません。
ただこれだけのケーブルを内部に収めなければならないので、収納スペースの少ないXSR700では頭の痛いところ…実際余ったケーブルの取り回しが一番思案しました。

モニターマウントはボールマウントになっていて、モニター側のステーはボールの大・小2種類が付属します。

小さいボールは付属のアタッチメント用で、大きいボールはRAMマウント互換になっているので、既にRAMマウントを使っている場合マウント基部は流用可能です。

それでは今回自分が作業した配線の取り回しを紹介します。

電源ユニット

電源ユニットはバッテリーから配線するため、バッテリー付近に設置。

プラスとマイナスにそれぞれケーブルを配線して、もう一本はACC端子へ伸ばします。

ACCは前方左側のヒートシンク下のヒューズボックスから取ります。
ただバッテリーからの距離が遠いためケーブル延長が必要です。

ちなみにUSB給電ユニットを取り付けていたため、今回そこから分配しました。

リアカメラ

リアフェンダーを外すとテールランプ周りの配線スペースにアクセスできます。
そこからケーブルを取り回します。

ただシートの固定具などの下から端子をくぐらせなければならず、結局フレームに付いている金具は全部外してから配線しました。

カメラの取り付け位置はナンバープレートのボルトを利用して金具を固定。
その金具に両面テープで貼り付けました。

デイトナなどからステーも販売されていますが、今回はホムセンで適当なプレートを購入。300円くらいでした。

フロントカメラ

フロントカメラはさほど面倒はないです。
丁度良いところにボルトがあるので、やはりホムセンで購入したL字金具を設置。

その上に穴が空いているので、そこからケーブルを通しました。

集合ケーブル

このごちゃごちゃした太いケーブルの収納が一番の問題で、左側はヒューズボックスなどスペースがないため集合ケーブルは右側に収納。

GPSアンテナは本来ならば遮蔽物がないほうが良いのですが、こちらもカバー内に収納。
このアンテナはスピードメーターかアプリ内のGPSで機能しているのかな?ちょっと分からないのですがどちらも機能しているので問題ないかなと考えています。

モニター・コントローラー

コントローラーはハンドルに設置。

前述したとおりRAMマウントないし互換マウントを既に使用している場合はステー交換で取り付けられます。

ちなみにマウントはM8ボルト止めボールを使用しています。

使用感

ということで無事に取り付けできました。
まだがっつり使い込んではいませんが、現状良かった点と悪かった点をまとめてみます。

良かった点

高輝度で視認性の良いモニター

とても見やすいモニターです。
映り込みも少なく、IPS液晶なので視野角も広いので取付角度で見にくくなるとういこともなさそう。輝度も高いので、真夏の日中とかでも期待できそうかな?

あと不安だったタッチ操作の感度も悪くなさそう。
グローブ越しなので素手でスマホのようにとはいかないですが、しっかり押せばさほどストレスのない程度には反応します。

あと一応フィルムも貼っておきました。
こんなマイナーな製品でもフィルムってあるんですね。

グローブ越しで傷つきやすいかなと思ったので高硬度ものを購入しました。
タップ感度の影響もなさそうなので悪くないとフィルムだと思います。

綺麗なカメラ映像

こちらも期待通り、綺麗な映像を残せています。

広角レンズのためパースと周辺歪みは仕方ないですが、常識的な車間距離であればナンバーが読める程度の解像力はあります。

物理スイッチでの操作

グローブ越しでのモニターのタップ操作も大きなストレスもなく動作するのですが、やはり手元の物理スイッチで操作できるのは楽です。

と言ってもナビとカメラのスイッチくらいしか使わないのですが、カメラ映像は車線変更時の後方確認などにも使えるので、コントローラが用意されているのはやはり便利でしょう。

悪かった点

製品としての平均点は高いと思うので「悪かった」というよりは「期待を下回った点」と言ったほうが良いでしょう。
概ね満足できる製品だと思いますが不満点もいくつかあります。

5.5インチのモニターサイズ

スペック上分かっていたことですが、やはりもう少しモニターサイズは大きい方が良いですね。
5.5インチだとスマホから半周りくらい大きい程度なので、広いとは言い難いです。
7インチくらいあると嬉しいんですが…大きすぎますかね?

あとアスペクト比が2:1と、実は16:9よりも横長です。
地図を見るなら3:2くらい縦長のほうが先まで見通せるの良いかなと思います。

動作が若干遅い

モニターの応答速度も関係しているかもしれませんが、CPUがやや弱いのか表示の切り替えやタップした後の反応など、若干もっさりしています。

もしかしたら熱対策のためにあえてスペックを落としているのかも知れませんが、現代のスマホに慣れているとちょっと気になるところではあります

CarPlayのアプリ制限

これは製品というかアプリ側の問題ですが、スマホ版と比べて地図の操作にも結構制限があります。

メニューと操作が簡略化されているのもそうですが、地図アプリで拡大したいときにピンチイン・アウトができない(+/-ボタンで操作)とういのが一番のマイナスですね。
そういった複雑な操作は安全への配慮なのでしょうか…でも面倒です。

加えて操作やCarplayの対応についてはアプリによって大きく変わります。
スマートモニターではどのアプリが自分に合っているか検討が必要です。

自分はこれまでgooglemapを使っていましたが、いくつか使ってみた結果「movi Link」が一番合っていました。
トヨタが提供しているアプリなのですが、シンプルながらカーナビに近い表示と操作感、何より無料利用できるのでスマートモニターには親和性の高いアプリかなと思います。

有料でより便利なアプリもあるかも知れませんが、スマートモニターを導入したらまずはmovi linkを使ってみることをオススメします。

DFSの1分の待機時間が長い

これこそどうしようもないのですが、接続までの1分はやっぱり長い。
救いとしてはインカムとは別に接続されるので、音楽はすぐ聴けることでしょうか。

またスマートモニター起動自体も数秒かかるので、エンジン始動→モニターが起動したらペアリングボタンをタップ→走り出し→信号待ちで接続ボタンをタップしてようやく接続、みたいな感じになります。

仕方ないことではあるのですが、行動のテンポを崩されるのはモヤモヤします。

まとめ

ということで「Daytona MiVue MK50」のレビューでした。
ここ最近バイク用スマートモニターは安いものから高いものまでけっこう増えましたが、
そんな中でMiVue MK50は品質と価格のバランスが丁度良い製品なのかなと思います。

ドラレコはさておき、スマートモニターを便利に使えるかはやはりアプリ次第というところがあります。
最初はこれまで通りgooglemapを使ってみたのですがどうにも操作が慣れず「失敗したかな…」と思ったのですが、movi linkを使ってみたら不満がスルッと解消できました。
使用感がマッチしたアプリが見つかればドラレコ付きスマートモニターは非常に満足度の高いガジェットになるのではないかと思います。

ただそれでもスマホの操作感には及ばないのは事実なので、ドラレコはモニターなしのモデルにして、小型タブレットないし大型スマートフォンを使うという選択肢も全然アリだと思います。

ともあれそんなに安いものでもないですし「なんか便利そう!」と飛びつかず、導入にはデメリットも考慮して検討したほうが良いと思います。

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