8.4インチタブレットをバイクナビにしてみた話(ALLDOCUBE iPlay60mini Pro)

バイクアクセサリ

今やバイクツーリングで必須となったであろうナビゲーションシステム。
とりわけスマホをナビ代わりにしている人は多いでしょう。
自分もツーリングマップルも併用するものの、ロングツーリングのルートはほぼスマホナビ任せになっています。

とても便利ではありますがどういうルートを走ったかほとんど憶えてなかったりするので、これはこれでどうかという話でもあります。

ナビ音声任せのツーリング

音声案内でルートは問題ないのですが、スマホだと画面が小さいため表示できる情報は限定的になってしまいます。
曲がる交差点を注視したければ拡大するので目的地がどちらか分からない。かといって縮小してしまうと曲がる場所が分かりづらい。

ざっくり周辺環境を確認するためにツーリングマップルも併用しているのですが、信号待ちの時間では地図をめくる余裕もなく、結果どちらも諦め音声任せになってしまうという感じです。

なんというデットロック状態でしょう。

スマホが小さいならタブレットにすればいいじゃない(マリー)

ということでコペルニクス的転回(誤用)で、スマホが小さいんならタブレットをバイクナビに転用しようと考えました。
そこで今回購入したのが「ALLDOCUBE iPlay60mini Pro」です。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

8.4インチと小型・軽量で約2万円と廉価ながらストレスなくサクサク動く。
コスパ最高のアンドロイドタブレットとしてちょっと話題になっている製品です。

ちなみに下位モデルでさらに安いiplay50miniというシリーズもありますが、こちらは電子コンパスだかGPSだかが弱くてナビに不向きという話を散見したので、ちょっと奮発してiplay60をチョイスしました。

奮発した、といっても2万ですからね。ipad miniの1/4の価格です。
これなら仮に落として壊しても涙の数は1/4で済みます(笑

既にあちこちでレビューされているので性能面について多くは語りませんが、噂通りその価格に反した性能です。手持ちの10世代のipadと比較してみましたが、操作性・画面送りなどの反応について体感でほぼ変わりません。
解像度については1920×1200と並ですが、8.4インチなので粗さも感じません。

ただスピーカーについては価格なり。左右スピーカー搭載でステレオですが音質はギリギリ許容できるかなという程度。
映画を見るには寂しいけど、youtube鑑賞なら及第点といった感じ。
iPadと比較するととても残念な音ですが、少し使っていると割と慣れます。

ALLDOCUBE iPlay60mini Pro

ということでようやく本題。バイクへの装着です。
ホルダーは安心のRAMマウントのアタッチメントを購入しました。

搭乗者視点で見るとこんな感じ。

SUGOI DEKAI

いや…スマホしか付けていなかったのでこの画はなかなかのインパクトです。
バイクにこんなものを付けて良いのか、と謎の背徳感すらあります。

ただ予想通り素晴らしく見やすいです。
サイズ的にはB5版のツーリングマップルの一回り小さいくらいですかね。ある意味丁度良いサイズ感。

以下はとりあえず試しにこの状態で2,30kmくらい下道を走ってみた感想です。
ちなみに写真ではカメラアングルもあってがっつりメーターが隠れちゃってますが、走行時は位置を調整しています。

きちんとナビとして機能している

まず肝心なナビ機能ですが、きちんと現在位置をトレースできています。

終始ナビを注視している訳ではないのでひょっとしたらラグがあるかも知れませんが、少なくとも停車時にきちんと現在位置と方角を指しているのは確認できました。
もちろん音声も適切にインカムに飛んできます。

ナビとしての機能は全く問題ないですね。

晴天屋外でも視認できる輝度

出荷時に貼られているのが光沢フィルムなので反射が気になっていましたが、屋外でもちゃんと視認できるくらいに輝度が挙げられます。

朝夕の太陽が低い時間は厳しくなるかも知れませんが、ほぼ問題ないんじゃないですかね。
一応ノングレアフィルムを購入しているので、届いたらテストしてみます。

スマホ対応グローブでの操作も問題なし

普段使っているグローブでの操作も問題なし。
ただ購入時に貼られているフィルムではグローブ操作による擦り傷は付きます。

本当は硬度が高く傷つきにくいガラスフィルムにしたいところなのですが、ガラスフィルムはタッチの感応が鈍くなるという話と反射しそうな気もするので、バイクナビとして使うなら消耗品と割り切ったほうが良いかも知れません。

こちらも別売のフィルムを貼ったら追ってテストしてみます。

ちょっと便利な分割表示

2分割表示でナビと音楽プレーヤーを同時表示

あとおそらくこのタブレットの独自OSの機能のようですが、2種のアプリをセパレート表示できます。
なのでマップの横にミュージックプレーヤーを同時に表示なんかも可能です。
8.4インチなら2画面にしても全然余裕がありますね。

ロングーリング時は操作が面倒で同じライブラリを流しっぱなしとかになりがちなので、簡単にプレーヤーを操作できるのもまた便利です。

取り付けにボタン類を回避するためオフセットしてしまう

これはマウントによるところですがRAMマウントだとアームで挟み込む都合で電源・音量ボタンを避けて取り付けるため、センターで挟み込むことができません。
軽く走ってみた感じこれでも危なげはなさそうですが、ボタンが露出しないケースを付けたほうがより安心できます。

あと今回取り付けていませんが、RAMマウントにはゴムの固定具も付属しています。
そちらも取り付けるとより安心でしょうが、取り付け位置がオフセットしていると取り付けられません。

若干振動を拾うが危なげな感じはなし

こちらもマウント、あと車種によるところですが、そこそこ振動を拾ってブルブルします。
スマホだと気になったことはありませんでしたが、小型・軽量タブレットとはとはいえ面積が広く重量も違うので仕方ないでしょう。

安心のRAMマウントですからホールド自体は問題ないとは思いますが、廉価な商品なのでおそらくipadなどより振動の配慮はされていなでしょうから、長く振動にさらしていると本体の故障が心配になりますね。

これはオススメできるかも!?

ということで、格安タブレットをバイクナビにしてみたレビューでした。
まだ長距離ツーリングでは使用してないですが、今のところ普通に使えるんじゃないかなという感想です。

あと高速道路の走行はしていないですがやはりこのサイズを強風にさらすのは怖いですね。
高速はスマホ、目的地に到着して土地勘のない下道走行になったらタブレットという使い分けはどうかなと考えています。

スマートディスプレイも良いけど...

最近は良さげなスマートディスプレイも販売されていますが、バイク専用というニッチな市場の製品なのでやっぱりちょっと高いんですよね。
安価に済ますならばタブレットという万能機を流用するのもアリなんじゃないかと思います。

ちなみに自分はバイクナビの他に自動車用ナビ、デジタルカメラの外部モニタ、旅先の動画視聴の目的で購入しました。
iplay60 mini proはスピーカーは少々ショボいですが動画もヌルヌル再生できますので、普通に普段遣いのタブレットとしてもオススメできます。

いつも結構安い

あと今回ブラックフライデーのタイミングで購入しましたが、大型セール期間以外でも頻繁にクーポンが出ていてほぼ変わらない価格で販売されてます。

購入を検討されている方は毎月あるポイント還元セールのタイミングに購入しても良いんじゃないかと思います。

バイクへの取り付けは慎重に

あと最後に当たり前のことですが、ナビに限らずバイクへの積載は搭乗者の責任です。
落下して壊れて泣くのは自業自得ですが、積載物が落下したことで後続車に当たる、回避したことで事故になるなどの影響が出れば道路交通法違反になります。
何にしても取り付けには十分に気をつけてください。

もちろん、この記事を参考にタブレットを取り付ける場合もこちらでは保証できないので、自己責任でお願いします。

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