4月の東北に行ってきた話 ツーリング Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2024.11.122023.05.13 半月ほど前の話になりますが、4月17日〜22日までの1週間、東北地方をフラフラと彷徨ってきました。コロナが発生してから遠出は自粛していたので、遠出もキャンプも実に4年振り。その間インドアな趣味に没頭していたのもあってバイクすらほとんど乗ってませんでした。 久しぶりの荷物満載、高重心に落ち着きませんでしたが、やっぱりロングは楽しいですね!ダイジェストではありますが、旅を振り返ってみます。 1日目:千葉〜猪苗代湖〜郡山 1日目は完全に移動日。ひたすら東北道を北上します。 猪苗代湖でテント泊をする予定だったのですが、到着してみると湖畔はものすごい強風でテントを張ることができず断念。道中の高速でも頻繁に横風に煽られビクビクしましたが、東北の春は風が強いんですかね?翌日の行程もあるので郡山のビジネスホテルに1泊します。 郡山は初めて来たのですが、貨物列車のターミナル駅なんですね。やたら長い連絡通路を通らないと繁華街へ出られませんでした。 2日目:郡山〜花巻(大沢温泉) 2日目の宿は花巻に予約していたので、軽く寄り道をしながらですがほぼストレートに向かいます。高速使っても4時間近くかかる距離。やっぱり岩手は遠いです… マルカンビル 大食堂 4年前に花巻に訪れた時には時間が合わずに立ち寄れなかったマルカンビル。2016年に閉館後、クラウドファンディングで最上階の大食堂が復活したことで有名で、花巻のシンボル的な観光地になっています。今回の旅の目的地の一つです。 平日の14時頃だったのですが大盛況!古き良きデパートの食堂らしく、和洋中良い意味で雑多なメニューにかなり迷いました。 本当は看板メニュー(?)のナポリカツしたかったのですが、ちょっと胃にもたれそうだったのでガーリックポークを注文。名前通り、見た目通りの安心の味わいでした。 大沢温泉 歴史のある湯治場、宮沢賢治縁の宿でもある大沢温泉 湯治屋が2日目の宿です。ここも4年前に話を聞いて訪れたかった場所です。 築200年の古いお宿。廊下や階段がきしんだり、襖で仕切られているので隣の音が漏れ聞こえてきたりしますが、それも味でしょう。 花巻あたりまで北上してくると、まだ桜が咲いていました。今年の4月の東北は暖かかったり、かと思えば雪が降ったりと気候的に荒れたため満開は過ぎてしまったようですが、それでも十分花は残っていました。 3日目:花巻〜八幡平 3日目の目的地は八幡平です。八幡平の目的は雪の壁を抜けるアスピーテラインなのですが、朝確認したところ本日は凍結で終日通行止めのようです。なのでぐるっと回って八幡平のキャンプ場を目指します。 宮守川橋梁(めがね橋) 宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のモチーフとなったとされるめがね橋。「モーチフになったとされ」ってなんとも微妙な。 ここから山中に入ると桜もまだまだ見ごろ。猿ヶ石川沿いの桜並木も満開でした。 遠野ジンギスカン(遠野食肉センター) 遠野で「焼き肉」といえばジンギスカンらしく、あちこちにジンギスカンのお店があります。ちょうどお昼になったので「遠野食肉センター」で名物をいただきます。 ジンギスカン定食(ランプ)。ラム肉は嫌いじゃないという程度だったんですが、これはラム肉のイメージが覆りますね!すごい旨い! 岩手山焼走り国際交流村(キャンプ場) 4年前にも来たことのある、アスピーテラインに近いキャンプ上に泊まりました。ただ以前泊まった500円のフリーサイトはまだオープンしていなくて、3,000円の特設フリーサイトになりました…高い。まだシーズンの速い平日ということもあって一人ぼっちのキャンプ場です。 猪苗代湖ほどではなかったですが風が強く、そしてとても寒い!関東の3月くらいをイメージした装備を持ってきましたが、日が暮れると2月くらいの寒さで、キャンプ泊にしたのをちょっと後悔しました。 ただ寒いのもあって星がとても綺麗!寒いけど。 4日目:八幡平〜アスピーテライン〜気仙沼 八幡平アスピーテライン 朝になってアスピーテラインの情報をチェックすると本日は開通。この3日間通行止めだったので良かった。 そして雪の壁を抜ける道。実際に見てみるとなかなか圧巻ですね。細いつづら折りのワインディングを抜けた先の3mも積雪する区間の道をどうやって除雪してるのか考えるとすごいです。 そして雪の壁を抜ける道。実際に見てみるとなかなか圧巻ですね。細いつづら折りのワインディングを抜けた先の3mも積雪する区間の道をどうやって除雪してるのか考えるとすごいです。 このまま田沢湖方面へ抜けたいところなのですが、翌日仙台に行くのと、寒いところでのキャンプはうんざりしたので、このまま引き返して太平洋側へ向かいます。 麓の道の駅っぽいところで昼食。このあたりも桜が綺麗です。 ついでに、今回のパッキングはこんな感じ。・ヘンリービギンズ ツーリングバッグ LLサイズ(53-70L)・クリーガ サドルバッグx2・クリーガ バックパック(20L)キャンプ用品と数枚の着替え、寒いので防寒着も積んでいるのでまぁまぁコンパクトにできたかな。 ちなみにシュラフ下のマットを忘れたのは内緒です。 休暇村気仙沼大島キャンプ場 今日の宿泊地の気仙沼まではそこそこ距離があるので、そのまま高速で移動します。 本日の宿泊は気仙沼、大島のキャンプ場です。ちなみに大島は2019年に開通した大島大橋で本土と繋がりました。 やっぱり太平洋側は温かい…というか寒くないです。風もなく普通にキャンプできるだけでホッとします。キャンプと言えば山ばかりでしたので、海の見えるキャンプ場というのもちょっと新鮮。 ちなみにココも他のキャンパーはおらず。快適に過ごせました。 5日目:気仙沼〜仙台(多賀城) 5日目は仙台の友人に会う予定があったので、多賀城のビジホに早めにチェックインする為、下道でゆるりと走ってきました。移動日ですね。 朝、大島大橋から気仙沼湾を眺めましたがイメージしていたより大きい港です。震災後に復興されたというのもあるのでしょうが、整備された広い湾に大きな船も多く整備された漁港だなと感じました。 そのまま内陸部に入って、特に地図など気にせず南下していったのですが、やっぱりこのあたりの山間部はどこを走っても楽しいです。適度な標高差とほどほどなワインディング、あと登米あたりは北上川と支流が分岐していたりと景色に変化がただ走っていても楽しめます。 早めにチェックインした後、夜に友人と合流。塩釜のおいしいお寿司を堪能しました。 6日目:仙台〜千葉 最終日は友人と軽く走って、そのまま常磐道で帰路につきます。 その前にちょっと寄りたいところがありました。日本一標高の低い山、日和山です。 ここは20年くらい前、下道で北海道に旅した時に立ち寄った場所でした。当時は標高が6mほどあって日本で2番目に低い山に認定されていましたが、震災時の地形変化で3mに削られてしまったようです。 古い写真を漁っていたら当時の写真が見つかりました。当時はこんな感じだったんですね。 友人と合流後は震災遺構の荒浜小学校を見学したり、味噌ラーメンが何故か有名な道の駅角田でご飯を食べたり(味噌ラーメンは売り切れだったけど)して帰路につきました。 なんだかんだで旅は良い ということで旅を振り返ってみました。書いてみると大したことやってないですね(笑基本的に走っているだけなのですが、宿泊先が決まっていたりすると朝8時に出発しても休憩や観光してたら移動時間はせいぜい5,6時間程度。東北は広いので欲張ると1週間程度じゃ足りないですね。 ただやっぱり走るには東北はとても良い。景観もそうですが太平洋側は集落が点在しているので県道クラスでも道幅も広く整備されているので走りやすいです。またバイパスも複数あるので、急いでいる時はショートカットできるのも良いですね。 内陸部は険しい山々と美しい自然を楽しめるし温泉もある。あとは美味しい名物。北海道をコンパクトにまとめたような、ライダーが楽しめる地域だなと改めて思いました。 とは言え関東から向かうだけで1日使ってしまうので数日を要するプランニングは必要ですが、それでも北海道よりは近いし小さいので行きやすいのも魅力。また時間を作って東北に行きたいものです。今度は日本海側かなー
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